ANAビジネスクラスで、ミュンヘンから羽田まで搭乗しました。
ビジネスクラスはANA国際線の主力「ANAビジネススタッガード(ANA BUSINESS STAGGERED)」です。
THE Roomと比較するとプライバシー性が低い印象ですが、そこさえ気にしなければ、ANAビジネススタッガードは快適!
フライト時間は12時間なので、ビジネスクラスを満喫できるフライトでした。
フライト情報
搭乗年月 | 2023年6月 |
航空会社 | ANA |
フライト | NH218 ミュンヘン(MUC) → 東京/羽田(HND) |
機材 | B787-9 JA932A |
クラス | ビジネスクラス (ANA BUSINESS STAGGERED) |
フライト時間 | 12時間40分 |
座席 | 11C |
コロナウイルスの影響で、2021年3月28日~2023年3月25日で運休していたミュンヘン線ですが、2023年3月26日から週4便で運行が再開されました。
本日の機材はB787-9(215席仕様)で、ビジネスクラスはANAビジネススタッガードです。
Group 2で優先搭乗
搭乗開始の15分くらい前の搭乗ゲート。
ゲート前はガラガラですが、周辺のベンチには結構な人がいました。2023年6月時点では週3便なので、乗客が集中しているのかもしれません。
ビジネスクラスなので優先搭乗はGroup 2。ビジネスクラスでもGroup 1にならないのは残念なところ。
とはいっても、Group 1は10名以下だったので、ほぼ一番乗りで搭乗できました。
シートはANAビジネススタッガード
ビジネスクラスはANA国際線の主力、ANAビジネススタッガードシート(ANA BUSINESS STAGGERED)です。
フルフラットシートを互い違いに配置した、スタッガードシート配列を採用。どの席からでも直接通路に出ることができる、全席通路側スタイルです。
ANAホームページより
座席は11C、ビジネススタッガードシートの通路側の座席です。
シートの上には、枕、ベッドパット、コンフォーター(掛け布団)、アメニティーキット、スリッパ、ノイズキャンセリングヘッドフォンがセットされています。
窓と座席の間にサイドテーブルがあるため、窓側席とは言い難いですが、身を乗り出せば窓から外を見ることもできます。
シートベルトを締めて座った状態でも、何とか外の写真を撮れました。
座席と通路の間にパーティションは無く、通路側から丸見えです。
最近のビジネスクラスでは、ドア付きの個室のようなシートが登場しているので、ANAビジネススタッガードは一世代前のデザインな印象です。
ANAもTHE Roomを導入しています。THE Roomは個室スタイルのシートになっていて、ファーストクラス級のビジネスクラスでした。
ビジネススタッガードの中央列はこんな感じ。
よりプライベート感を出したいなら、通路側の座席は避けたほうが無難ですね。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻のため、ロシア上空を迂回。南回りルート(中央アジアルート)でのフライトです。
フライト時間は約12時間。短距離のフライトだとビジネスクラスを満喫する前に着陸してしまいますが、12時間あれば、ビジネスクラスを十分に満喫できそう。
離陸前のウェルカムドリンク
11Cはビジネスクラスの後方、Bコンパートメントです。エコノミークラスの乗客も、搭乗時は通路を通ります。
全ての乗客が搭乗して一息ついた頃になると、ウェルカムドリンクのサービスあり。
ウェルカムドリンクは、スパークリングワインとオレンジジュースの2種類。
ミュンヘンでビールを浴びてしまったので、ウェルカムドリンクはオレンジジュースをチョイス。
アメニティーはグローブ・トロッターのポーチ
各シートにはアメニティーが用意されています。長距離国際線で共通のアメニティーキットです。
- 北米(ホノルル除く)
- ヨーロッパ
- オセアニア
- メキシコシティー
イギリスのスーツケースブランド「グローブ・トロッター」とコラボした、ANAオリジナルポーチです。
日本発便はハードケース、海外発便はソフトケースです。色は4色ありますが、選ぶことはできません。
今回はミュンヘン発なので、ソフトケースのポーチをゲット。
- アイマスク
- イヤープラグ
- 歯ブラシ
- SHIROのコスメキット(ミスト、リップバーム)
離陸後の機内食は和食をチョイス
ビジネスクラスの機内食は、2回の食事と、いつでも注文できる軽食があります。
- 離陸後の食事
- 離陸後の機内食の後、好きなときに注文できる軽食
- 着陸の約1.5時間前の食事
離陸してシートベルト着用サインが消えると、CAさんは早速機内食の準備に取り掛かります。
機内食メニューは、離陸後に配布されます。
機内食メニューはネットで公開されています。この後に出てくる機内食メニューはネットからの転載です。
最初はアミューズから。
一口サイズなので、写真を撮り終えてから、1分以内で完食してしまいました。
続いて、前菜と小鉢です。
以前は、海外発フライトの和食には期待していなかったのですが、最近の和食のクオリティーは上がってきていると思います。特にヨーロッパ路線なら、安心して和食を注文できますね。
開放感がある化粧室
機内食が終わったので、ラバトリーで歯を磨くことに。
ビジネスクラスだとアメニティーキットに歯ブラシが入っていますが、ラバトリーにも歯ブラシが置いてあります。
エコノミークラスのラバトリーにも歯ブラシはあるので、フライト共通のサービスだと思います。エコノミークラスだと、乗客数に対して歯ブラシが少ないので、早くラバトリーに行かないと品切れになる場合あり。
マウスウォッシュもあるので、長時間のフライトで口をさっぱりさせたい場合は重宝します。
B787-9(215席仕様)ビジネスクラスのラバトリーには、窓がついています。窓があるおかげで、狭いトレイにも開放感がありました。
軽食はラーメン(一風堂)をオーダー
離陸後の機内食が終了すると、着陸前まで機内食はありません。その間は、好きなときに軽食を注文することができます。
離陸後の機内食が終了して2時間くらい経過した頃に、軽食を注文することに。
このメニューだと、寿司盛り合わせ(炙りサーモン、いなり寿司、海苔巻き)がとっても気になります。と言うわけで、寿司盛り合わせを注文することに。
しかーし、時すで遅し。
既に品切れになっているとのこと。お寿司を食べたい場合は、機内食が終了したらすぐに注文しないとダメそうです。
CAさんの話では、一風堂のラーメンは多く残っているとのこと。オススメされるがままに、一風堂を注文してしまいました。
普通のラーメンの半分程度の量なので、軽食として食べるにはちょうど良い量です。
機内に充満するとんこつラーメンの香りは威力抜群。私が注文すると連鎖して周りの乗客も注文してました。
プラントベースが何なの気になったので、調べてみました。
「プラントベースフード」とは
植物由来の原料で作られた料理や食品のことです。欧米を中心にブームとなり、日本でも相次いで飲食店やコンビニエンスストアがプラントベース商品を発表するなど、新しい食のライフスタイルとして広がりを見せています。「大豆ミート」等が代表的な例です。畜産を使用しないため環境負荷が少なく、持続可能な食品としても注目されています。
https://www.anahd.co.jp/group/pr/202211/20221125.html
最近知ったのですが、成田空港に一風堂があるんですね。
チーズ盛り合わせを追加オーダー
せっかくのビジネスクラスなので、たくさん食べないと勿体無い!ということで、続けてチーズの盛り合わせをオーダー!
ミュンヘンで飲みすぎたので機内のアルコールは控えましたが、やっぱりワインにすればよかったと後悔。
ビジネスクラスを満喫するために、もっと食べたかったのですが、年齢とともに食べれなくなり、ここでギブアップ
しばらく睡眠します。
着陸前の機内食も和食をチョイス
羽田到着の1.5時間くらい前になると、機内は明るくなり、ここから機内食タイムが始まります。
ヨーロッパで散々洋食を食べたので、2回目の機内食も和食をチョイス。
白い紙に包まれているのは俵ごはん。飛行機の中で、しかも離陸から10時間以上経過しているのに、ふっくらとしたご飯に仕上がっていました。
鰈幽庵焼きは、少し薄味な感じ。
早朝の羽田に到着、でも疲れていない
着陸前の機内食タイムが終了すると、機内は再び暗くなりました。
日本時間の朝5:30、普段ならまだ眠たい時間ですが、さすがフルフラットのスタッガードシート。熟睡できたので、眠気や疲れはほとんどありませんでした。
羽田空港に到着したのは6:30。ミュンヘン発は昼前なので、出発時は深夜便の感じはしませんが、バッチリ寝ておかないと羽田に着いてからが辛くなります。
長距離国際線で到着が早朝の場合は、ビジネスのメリットを感じます。爆睡とまでは行きませんが、短時間でも熟睡できたので、疲れを感じませんでした。
まとめ
ANA NH218便 ミュンヘン→羽田ビジネスクラスの搭乗記でした。
THE Roomが登場した今となっては、ANA BUSINESS STAGGEREDは一世代前のビジネスクラス感があるのは事実。
それでも、フルフラットで熟睡できますし、いつでも食事やドリンクをオーダーできるので、フライトの満足度は非常に高かったです。
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