日本の主要空港である成田空港において、JALは「JALファーストクラスラウンジ」を提供しています。

JALファーストクラスラウンジは、国内だと羽田空港と成田空港にしかないJAL最高峰のラウンジ。

寿司職人が握るお寿司、メニュー豊富な料理やお酒、さらにはシューポリッシュなど、様々なサービスが提供されています。

本記事では、成田空港「JALファーストクラスラウンジ」のサービス、実際にラウンジを利用したレビューをご紹介します。

成田空港 JALファーストクラスラウンジ 基本情報

ラウンジの基本情報

場所	成田空港 第2ターミナル 出国審査通過後の制限エリア 南側出国審査付近
営業時間	7:30～22:00
ダイニング	JAL’s Table（メインダイニング） JAL’s SALON（バーラウンジ） 鮨 鶴亭
サービス・設備	ラウンジサービス シューポリッシュ シャワールーム 通話ブース クローク マッサージチェア プリンター・コピー・ファックス 喫煙室 トイレ
JAL公式サイト	成田空港 JALファーストクラスラウンジ

ラウンジの利用資格

成田空港のJALファーストクラスラウンジの入室資格は下記の通りです。

JMBサファイアやJGC会員では利用できません。また、ビジネスクラス利用者も利用できません。

限られた人しか利用できない最高峰のラウンジです。

ラウンジの場所

成田空港JALファーストクラスラウンジは、出国審査通過後の制限エリアにあります。

南側のイミグレーションを通過したら、JALファーストクラスラウンジはすぐ目の前。

ファーストクラスラウンジとサクララウンジは同じ場所にあり、3階のエントランスはファーストクラスラウンジとサクララウンジで共通になっています。

JALファーストクラスラウンジのエントランスは4階にもあり。3階エントランス手前のエスカレーターで4階へ。

4階に上がると、JALファーストクラスラウンジ専用のエントランスがあります。

メインダイニングであるJAL’s Tableは4階にあるので、エスカレーターで4階に上がるほうがスムーズ。

3階のエントランスから入ると、左側にファーストクラスラウンジ専用のレセプションがあります。

3階にあるJAL’s SALONやシャワールームに直行したい場合は、3階から入った方がスムーズ。

3階と4階はラウンジ内でフロア移動できるので、どちらから入ってもOKです。

ラウンジを構成する4つのエリア

JALファーストクラスラウンジは3階と4階に分かれており、大きく以下のエリアに分かれています。

エリア	フロア	概要
JAL’s Table	4階	オーダー式料理やアルコールを頂けるメインダイニング
鮨 鶴亭	4階	職人さんが握る本格的なお寿司を頂けるダイニング
JAL’s SALON	3階	バーカウンターがあり、食後のお酒を楽しめる空間
ラウンジ	3階/4階	フライト前に寛げる空間

上記エリア以外にも、通話ブース、シャワールーム、クローク、マッサージチェアといった設備もあり。

成田空港 JALファーストクラスラウンジ レビュー

メインダイニング「JAL’s Table」

JALファーストクラスラウンジのメインダイニングとなるのが「JAL’s Table」です。

ダイニングエリアでは、カウンター席やテーブル席など、食事向けの席が多く配置されています。

JAL’s Tableでは、時間帯ごとにオーダー式の料理を楽しめます。

オーダー式の料理はカウンターでも注文できますし、モバイルオーダーにも対応しています。

モバイルオーダーの場合、各テーブルにあるQRコードを読み込んで、ラウンジ専用アプリ「JAL Lounge+」からオーダーします。

わざわざダイニングカウンターに行く必要が無くなるので、JALファーストクラスラウンジを利用する際は、是非使いたいアプリですね。

オーダー式料理のメニュー（一部）を掲載します。メニューの内容は定期的に入れ替わります。

オーダーして料理が出来上がると、スタッフの方がテーブルまで運んできてくれます。

オーダー式料理以外にも、軽食カウンターで簡単なビュッフェが提供されています。

JAL’s Tableでは、アルコールやソフトドリンクも揃っています。

アルコールやソフトドリンクは基本的にはセルフサービス。ビュッフェカウンターから選びます。

アルコールは、生ビール、ワイン（赤・白）、シャンパン、日本酒、梅酒、焼酎、ウイスキーなど豊富なラインナップです。

ファーストクラスラウンジと言ったら、やっぱりシャンパン。常時2～3種類は提供されているので、シャンパンの飲み比べもできちゃいます。何という贅沢！

ビールサーバーでは、エビス（サッポロ）、ザ・プレミアム・モルト（サントリー）、熟撰（アサヒ）、一番搾りプレミアム（キリン）が提供されていました。

ただ、時間帯によってはビールサーバーのメンテナンスをしていることがあり、ライナップが少ないこともあります。

ジョージスチュアートティーの紅茶や、緑茶、梅昆布茶も提供されています。

実際に成田空港JALファーストクラスラウンジでオーダーした料理の一例をご紹介します。

フライト前に豪華な料理やお酒を飲めるなんて、最高ですね。いつまでもラウンジに居たいと思えます。

「鮨 鶴亭」で握り寿司

JALファーストクラスラウンジといえばお寿司。寿司職人がその場で握る本格的なお寿司をいただけます。

JALファーストクラスラウンジには様々なお酒あり。お寿司と合わせて楽しむことができます。

お寿司もラウンジ専用アプリ「JAL Lounge+」からオーダーします。

オーダーすると、寿司カウンターで板前さんが握ります。出来上がったお寿司は、スタッフの方がテーブルまで届けてくれます。

寿司カウンター付近のテーブルは木目調のインテリアになっていて、お寿司を食べるのにピッタリな雰囲気。

お寿司のメニューは週替わり。3巻セットですが、何回オーダーしてもOK。好きな寿司ネタが提供されている場合は、ついつい繰り返しオーダーしてしまいます。

バーラウンジ「JAL’s SALON」

3階にある「JAL’s SALON」はバーラウンジのような雰囲気で、フライト前にお酒を楽しめる空間になっています。

セルフサービスのカウンターでは、アルコールの他に、ソフトドリンク、アペタイザー、おつまみ、茶菓子など提供されています。

JAL’s SALONに入ったら利用したいのは、バーカウンター。セルフサービスのカウンターでもアルコール等が提供されていますが、プレミアムのアルコールや料理はバーカウンターで提供されます。

JAL’s SALONのバーカウンターでは、和風キャビアセットなんかも提供されています。

提供されるメニューは時期や時間帯によって入れ替わるため参考程度に。

ラウンジエリア

ラウンジエリアは3階と4階にあります。

4階の通路沿いには、半個室タイプのテーブル席。視界は遮られていますが、通路沿いのため、落ち着かないかもしれませんね。

4階のラウンジエリアには、パーティションがあるプライベート感が高いソファが設置されています。

こちらも4階のラウンジエリアにあるソファ。半個室のようになっていて、プライベート感が高く、一人でゆっくりするのに最適です。

4階のラウンジエリアにはマッサージチェアが設置されています。「メディカルチェア 3S匠」という、50万円以上する高級マッサージチェアです。

3階のJAL’s SALONにもラウンジエリアがあります。ソファー席が多く、暗めの照明になっているので、フライト前にゆっくりお酒を飲むのに最適。

シャワールーム

JALファーストクラスラウンジには、もちろんシャワールームがあります。

シャワーはアプリで予約するか、レセプションでも予約できます。

アプリには、シャワールーム待ちの人数が表示されます。待ち時間は表示されませんが、待ち時間の目安にはなりますね。なお、シャワールームの利用時間は、一人20分までです。

自分の番が来たら、3階のシャワールームのレセプションへ。

レセプションでシャワールームの鍵を渡されます。指定されたシャワールームへGo！

シャワールームには、シャワーブース、洗面台、トイレがあります。その他には、ドライヤー、タオル、シャンプー、ボディーソープなど、シャワーを浴びるためのアメニティは揃っています。

歯ブラシやコップは置いていないので、レセプションでもらう必要があります。私のときは、レセプションのスタッフの方から、歯ブラシは必要か聞かれたので、使いたい場合は頼みましょう。

シャワールーム内は広くはありませんね。機内持込サイズのスーツケースを開くことができる程度のスペースはあります。

シャワーのタイプは、高い位置から降り注ぐレインシャワーとハンドシャワーの2種類。

水圧は十分で、気持ち良くシャワーを浴びれます。

シャンプー、コンディショナー、ボディーソープは、KOSEのPrediaシリーズで統一されています。

バスタオル、ハンドタオル、バスマットが揃っており、今治タオルで統一されています。

通話ブース・クローク

4階にラウンジに続く通路には、通話ブースとクロークがあります。

3階と4階のエレベーター付近には、暗証番号式のクロークがあります。機内持込サイズのスーツケースが余裕で入るサイズ。嵩張る荷物や、ラウンジ内を身軽に移動したい場合は、クロークを利用するのがオススメです。

その他には、通話ブースもあります。

成田空港 JALファーストクラスラウンジ まとめ

成田空港のJALファーストクラスラウンジは、ハイクオリティーなラウンジでした。

料理、ドリンク、ラウンジ空間など、どれをとってもビジネスクラスラウンであるサクララウンジよりワンランク上に感じます。

シャンパン片手に握り寿司やキャビアを満喫するなんて、最高じゃないですか。

個人的には出張や旅行といった必要なフライトだけではFOPが足りず、それなりの費用をかけてマイル修行をしてJGCプレミアを維持していますが、JALファーストクラスラウンジを利用すると、マイル修行をして良かったと思えます。