羽田空港のJAL国内線には、国内線最高峰のラウンジ「JALダイヤモンド・プレミアラウンジ」があります。
その名の通り、ダイヤモンド会員、JGCプレミア会員、ファーストクラス搭乗者が利用できるワンランク上のラウンジです。
今回は羽田空港のJALダイヤモンド・プレミアラウンジについて、利用条件やアクセス方法、ラウンジ内部で提供されているサービスをお伝えします。また、実際に私が利用してみた感想&レビューもご紹介します。
JALダイヤモンドプレミアラウンジのある空港
JALダイヤモンド・プレミアラウンジはJAL国内線最高峰のラウンジであり、国内の基幹5空港にありません。
JAL国内線ファーストクラスが設定されている空港にダイヤモンド・プレミアラウンジがあります。
ただし、国内線ファーストクラスは羽田-広島や羽田-石垣(期間限定)にも投入されていますが、広島空港と石垣空港にはダイヤモンド・プレミアラウンジが無いので注意が必要。
ダイヤモンド・プレミアラウンジが無いと、JAL国内線ファーストクラスの楽しみが半減してしまいます。
サクララウンジとの違いは、おにぎりやパンなどの軽食が提供されていること。メニューは空港ごとに異なっており、ご当地メニューが提供されていることもあります。
たかが軽食なのですが、有るのと無いのでは満足度が全然違いますよ。
羽田空港 JALダイヤモンド・プレミアラウンジ 基本情報
ラウンジの利用資格
JALダイヤモンド・プレミアラウンジの入室資格について。JALダイヤモンド・プレミアラウンジを利用できるのは、以下の搭乗者です。
- JAL国内線ファーストクラス搭乗者 + 同行者1名
- JAL国際線ファーストクラスから、もしくは同クラスへ翌日午前6時までに乗り継ぐ搭乗者 + 同行者1名
- JMBダイヤモンド、JGCプレミア会員 + 同行者1名
- ワンワールドエメラルド会員 + 同行者1名
JMBサファイアやJGC会員では利用できません。また、カードラウンジではないのでゴールドカードでも利用できません。
国内線ファーストクラス搭乗者やJGCプレミア以上のステータスを持っていないと入れない、ワンランク上のラウンジです。
ワンランク上のラウンジですが、JAL国内線ファーストクラスの搭乗者なら利用できるので、利用のハードルは低め。
ファーストクラスと言っても国内線なので、数万円で発券可能です。羽田-伊丹だと2.5万円程度ですね。
なお、JAL国内線ファーストクラスは、当日に空席があればプラス10,000円程度でアップグレードできます。
公式 当日アップグレード料金
当日アップグレードは出発時刻の3時間前からアプリやWebで申し込み可能。ただし、争奪戦になる場合が多いので、早めに申し込むことをオススメします。
ラウンジの基本情報
営業時間 | ・南ウイング:5:15〜最終便出発まで ・北ウイング:5:30〜最終便出発まで |
飲食物 | ・ソフトドリンク ・アルコール ・おにぎり ・パン ・スープ ・味噌汁 ・おつまみ |
設備 | ・無線LAN ・手荷物クローク ・電話ブース ・マッサージチェア ・喫煙室 ・トイレ ・シャワー |
座席数 | ・南ウイング:約115席 ・北ウイング:約185席 |
備考 | ・到着時利用:不可 |
ラウンジの場所
JALダイヤモンド・プレミアラウンジは、南ウイングと北ウイングの2か所にあります。南ウイングなら保安検査場Cの近く、北ウイングなら保安検査場Fの近くです。
しかーし、JALダイヤモンド・プレミアラウンジの利用対象者であれば、通常の保安検査場の場所なんて気にする必要はありません。
なぜなら、ファーストクラス専用の保安検査場を利用できるからです。
正確には、ダイヤモンド・JGCプレミア専用保安検査場という名称で、ファーストクラス利用者の他に、ダイヤモンド会員やJGCプレミア会員も利用できる、特別な保安検査場です。
ダイヤモンド・JGCプレミア専用保安検査場は、保安検査場を通過するとラウンジに直結しています。
保安検査の待ち時間も短いですし、ラウンジへのアクセスもとってもスムーズです。
保安検査を抜けると、ダイヤモンド・プレミアラウンジとさくらラウンジへ続くエスカレーター前へ。
制限エリア側の入口から入ってきた利用者とは、ここで合流します。
レセプションは、ダイヤモンド・プレミアラウンジとサクララウンジで共通。受付で搭乗券をかざすと、利用できるラウンジが表示され、受付の方がラウンジの方向を示してくれます。
南ウイングと北ウイングの違い
羽田空港のJALダイヤモンド・プレミアラウンジは、南ウイングと北ウイングの2カ所にあります。
ラウンジの造りは南ウイングと北ウイングで左右対象のようになっていて、サービスや設備はは全く同じ。
南ウイング | 北ウイング | |
---|---|---|
営業時間 | 5:15~最終便出発まで | 5:30~最終便出発まで |
座席数 | 約115席 | 約185席 |
フライト先 | 中国・四国・九州・沖縄方面 | 北海道・東北・北陸・東海・近畿方面 |
南ウイングと北ウイングの違いは、営業開始時間と座席数です。
南ウイングと北ウイングで営業開始時間が違うのは、保安検査場のオープン時間が南ウイングと北ウイングで異なるためでしょう。
- 南ウイング保安検査場 5:15~20:00
- 北ウイング保安検査場 5:30~20:00
私の経験上ですが、南ウイングの方が混雑しています。
北ウイングの約185席に対して南ウイングは約115席と、そもそも座席数が少ないためかと思います。
あとは、旅行でも修行でも大人気の那覇線は南ウイングからの出発なので、この点も混雑に影響している気がします。
私自身、JGC修行で何回も羽田-那覇を利用していて、南ウイングのダイヤモンド・プレミアラウンジを使うことが多いです。
羽田空港 JALダイヤモンド・プレミアラウンジ 紹介 & レビュー
ここからは羽田空港JALダイヤモンド・プレミアラウンジの紹介とレビューをしていきます。北ウイングと南ウイングで設備等は異ならないため、北ウイングと南ウイングをまとめてご紹介していきます。
エントランスアートは松のオブジェ
ダイヤモンド・プレミアラウンジに入ると迎えてくれるのが松のオブジェ。
南ウイングが黒松で、北ウイングが赤松。形まで左右対称になっています。
軽食やアルコールが提供されるバーエリア
ダイヤモンド・プレミアラウンジとサクララウンジの決定的な違いは、軽食サービスの有無。
ダイヤモンド・プレミアラウンジであれば、おにぎり、パン、スープなどの軽食を頂くことができます。
軽食の原価は安いかもしれませんが、国内線最高峰のラウンジで食べる軽食には、やっぱりプレミアム感がありますよ。
軽食やドリンクは、このようなカウンターで提供されています。
ダイヤモンド・プレミアラウンジといえば、JAL特製焼きカレーパン。JAL国際線ラウンジで人気の特製ビーフカレーがベースになっています。JAL特製焼きカレーパンは11:30から提供開始。
無くなり次第提供終了となるため、夕方以降のフライトだと無くなっていることもあります。
ダイヤモンド・プレミアラウンジでは、メゾンカイザーのパンが提供されています。
おにぎりも提供されています。
こちらは、ハーゲンダッツのアイス。ダイヤモンド・プレミアラウンジは、スイーツの提供が無かったので、ハーゲンダッツはとっても嬉しいですね。
何回かダイヤモンド・プレミアラウンジを利用しましたが、軽食のおにぎりやパンのメニューは毎回違っていますので、参考程度に。
炭水化物ばっかりであり、あくまでも軽食の位置付け。国際線のラウンジと比較すると物足りない印象ですが、小腹を満たすには十分です。
ダイヤモンドプレミアラウンジは、生ビールも提供されています。
- アサヒ スーパードライ
- サッポロ エビス
- サントリー ザ・プレミアム・モルツ
- キリン 一番搾りプレミアム
4大メーカーのビールが揃っているので、飲み比べもできますね。
バーエリアのテーブル
こちらは南ウイングのバーエリア。軽食が提供されるカウンターの周辺には、テーブル席が配置されています。窓側はカウンター席になっています。滑走路に面しているので、飛行機を見ながら飲食できます。
ソファー席が多いラウンジエリア
ラウンジエリアには、ソファーやデスクが配置されています。ソファーやデスクなどの設備は、南ウイングと北ウイングで同じ。
こちらは南ウイングのラウンジエリア。一人掛けのソファーが多く並んでいます。
こちらは北ウイングのラウンジエリア。こちらもソファーが並んでいます。設備はほぼ同じなので、南ウイングと北ウイングで区別がつかなくなりますね。
ほとんどのソファーやデスクには、コンセントとUSB電源が付いています。
ブックアートが展示されているライブラリーエリア
壁側には、低いパーティションで仕切られた作業用のデスク。
滑走路側の窓側の座席でもPCで作業はできますが、パーティションは無し。横からの視線は少し気になります。
仕事などで横からの視線が気になる場合は、こちらの座席がおすすめ。
壁には本棚があり、ブックアートが展示されています。
シャワールーム
羽田空港のJALダイヤモンド・プレミアラウンジには、シャワールームがあります。
シャワールームはサクララウンジと共用で、北側と南側の両方にあります。
その他設備・サービス
高級マッサージ機も完備。メディカルマッサージチェア「3S匠」が設置されています。パーティションで仕切られているので、プライベート感あり。周りを気にせずゆったりできます。上着やコートを掛けるハンガーや靴ベラもあり。ビジネスマンにとってありがたい設備です。
手荷物クロークは無料で利用できます。
羽田空港 JALダイヤモンド・プレミアラウンジ まとめ
羽田空港JALダイヤモンド・プレミアラウンジをご紹介しました。
サクララウンジと大きな差は無いですが、やはり軽食を食べられるのは大きなメリット。フライト前にラウンジで食べる軽食は満足度が違います。アルコールもありますしね。
一方、国際線のラウンジと比較すると、どうしても見劣りします。ダイヤモンド・プレミアラウンジという名前から、ファーストクラス級のサービスを期待していると、物足りなさがあります。
国内線とは言え、日本の玄関である羽田空港のラウンジとして、もう少し頑張ってほしかった。これが私の本音です。
最後はネガティブな表現になってしまいましたが、国内線のラウンジとして考えると、広さ、軽食、ドリンク、設備といった観点では、国内線最高峰と言えるラウンジです。
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