約1年半前のことになりますが、自宅のPCモニターを40インチ級の4kモニターに買い替えました。
大画面4kモニターのメリットはあったのですが、メリットを上回るデメリットがあり、約1カ月使って売却しました。
教訓として、40インチ級4kモニターのメリット・デメリットを残しておこうと思います。
40インチ級4kモニターを検討している方の参考になればと思います。
今まで使っていたモニター
私が使っていたモニターは、27インチ 1920 x 1080のフルHDモニタ(三菱 RDT271WLM(BK)) という製品です。2010年に購入したモニターなので、この記事を書いている2022年3月時点で、約12年前のモニターです。
購入した40インチ級4kモニター
購入したのは、「Dell U4320Q 42.5インチ 4K USB-Cモニター」というモニターです。
40インチ級4kモニターのメリット
拡大表示は不要、圧倒的な作業スペース
4KモニターはフルHDの4倍の画素数なので、27インチの4kモニターだと、文字が小さすぎて読めません。そのため、27インチ4kモニターでは、表示倍率を1.5倍などにして、拡大表示するのが一般的。でも、拡大表示すると、今度は作業領域が狭くなり、せっかくの4kモニターをフル活用できません。
40インチ級の4kモニターなら、4kで100%表示してもギリギリ文字を読めます。4kのメリットを活かし、広大な作業スペースを確保したいなら、40インチ級4kモニターは選択肢になります。
マルチディスプレイは不要
画面上の作業スペースを広げるには、デュアルディスプレイも選択肢としてあります。
中には、4枚のディスプレイを使って、上下左右に並べている方もいるのではないでしょうか。デイトレでチャートを並べているイメージですね。
デュアルディスプレイやマルチディスプレイでは、作業スペースは広くなりますが、ケーブルが増えるので、配線が面倒ですし、ゴチャゴチャになりがち。
40インチ級ならモニターは1台だけなので、電源ケーブルとHDMIなどの映像入力ケーブルの2本だけ使えます。配線はスッキリします。
40インチ級4kモニターのデメリット
設置スペースの問題
40インチ級のモニターはとにかくデカイ。
Dell U4320Qは、横幅は約100cm、高さは約60cmあります。このモニターを設置するとなると、横幅と奥行きが広いデスクが必要になります。
横幅120cm、奥行き70cmのデスクに置いてみましたが、画面が近過ぎます。もはや壁、圧倒的な威圧感です。
また、モニターを置いてしまうと、他にデスクの上に物を置けなくなります。
あと個人的な感想としては、大量の光を浴びている感じになり、何となく目に悪そうな感じがしました。
眼の上下移動が辛い
高さが60cmなので、画面の上の方を見るときは、見上げる感じになります。これは前述の通り、モニターが近いことも要因なんですが。
上を見た状態での長時間作業や、頻繁に目を上下させると、眼が疲れます。
リセールが大変
Dell U4320Qの梱包サイズの実測は以下の通りです。
- 横幅113cm x 高さ73cm x 奥行30cm
- 3辺の合計:216cm
- 重量:17.6kg
Dell U4320Qのサイズを例に取りましたが、他メーカーでも40インチ超えだと同じくらいの梱包サイズではなでしょうか。
これだけ大きい梱包だと、自宅玄関に届いてから、自室に移動させるのも一苦労です。
最終的にDell U4320Qを買取に出したのですが、中古買取やメルカリを使おうとすると、通常サイズの上限である160cmを越えるため、大型商品扱いとなります。
大型商品となると、別料金になったり、自宅への引き取りも有料になったりと、リセールも一苦労です。
40インチ級4kモニターが向いている人
以上の実体験を踏まえると、40インチ超えモニターは、以下のような人が向いていると思います。
- 設置スペースが十分にある
- 32インチ4kで物足りなさを感じている
- 4枚のマルチディスプレイ環境の置き換え
私の知り合いには、40インチのテレビにPCの画面を映して、テレワークしている猛者もいます。一概に40インチ4kモニターがダメという訳ではありませんが、安易に購入すると、後悔するリスクが高いと思います。
40インチ超えのモニター購入を検討されている方はご注意ください。
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