JALのジャカルタ発券プレエコは、国内発券と比べると割安でヨーロッパまで行けます。プレエコなので積算率は100%、JGC修行にも利用可能です。
2019年夏はJALのジャカルタ発券プレエコで、エアバスの本拠地であるトゥールーズに行くことにしました。
今回の搭乗記は、4フライト目のJAL JL42 ロンドンヒースロー → 羽田 ビジネスクラスです。プレエコで発券しましたが、マイルを使ってビジネスクラスへアップグレードしました。
ジャカルタ発券を利用して実質約63,000円(片道)ととってもお得にビジネスクラスに搭乗できました。
運賃 & FOP単価
ジャカルタ発券を利用して、ロンドン経由
No | 便名 | 区間 | クラス | 運賃種別 | FOP |
---|---|---|---|---|---|
1 | JL726 | ジャカルタ-成田 | プレエコ | E | 5,818 |
2 | JL7081 (BA6) | 成田-ロンドンヒースロー | プレエコ | E | 6,614 |
3 | BA376 | ロンドンヒースロー-トゥールーズ | エコノミー | H | 388 |
4 | JL42 | ロンドンヒースロー-羽田 | プレエコ | E | 6,614 |
5 | JL725 | 成田-ジャカルタ | プレエコ | E | 5,818 |
でトゥールーズまで行きます。以下のフライトをJALのジャカルタサイトより発券しました。
- 運賃合計:236,699円
- FOP合計:25,252FOP
- FOP単価:9.4円/FOP
TLS→LHRも込みで発券しましたが、運悪くブリティッシュエアウェイズの大規模ストライキと重なり、フライトキャンセルに。
そのため、TLS→LHRは抜いています。JALのオペレーターの話によると、後日払い戻ししてくれるとのことです。
フライト情報
搭乗年月 | 2019年9月 |
---|---|
航空会社 | JAL |
フライト | JL42 ロンドン/ヒースロー(LHR) → 東京/羽田(HND) |
機材 | B787-8 |
クラス | ビジネスクラス (JAL SKY SUITE) |
運賃種別 | E(積算率100%) |
マイル | 12,739マイル ※FLYONマイルアップボーナス + JALカードツアープレミアム 含む |
PP | 6,614 FOP |
座席 | 7A |
備考 | ジャカルタ発券、ビジネスクラスにアップグレード |
プレエコで発券しましたが、マイルを使ってビジネスクラスにアップグレードしました。アップグレードに必要なマイルは33,000マイルでした。
ロンドンヒースロー空港
チェックイン
この日は台風の影響で、羽田発のJL41が大幅遅延。その影響で、折り返しのJL42の遅延が早々に確定してました。ヒースローのチェックインカウンターはガラガラ。
ロンドンヒースローのターミナル3の保安検査場には、ファーストクラスとビジネスクラス搭乗者用のFast Trackがあり、並ぶことなく保安検査を通過。とってもスムーズです。
ボーディング
往路の成田→ロンドンヒースローのフライトでJGCプレミアを達成したため、優先搭乗の序列が上がりました。事前改札サービスに続き、Boarding Group 1で搭乗します。
誰も並んでいなかったので、1番に搭乗できました。1番に搭乗できるって、気持ちいいですね。
JAL SKY SUITE
JAL SKY SUITEは、JALの主力となる国際線ビジネスクラスのシートです。B777やB787の長距離国際線に投入されています。
本日の機材はB787-8。ビジネスクラス、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラスの3クラスです。先頭から機体中央付近までが、ビジネスクラスのJAL SKY SUITEです。
なお、スケジュールによっては、プレエコ無しのB787-8が投入されることもあります。
B787は2-2-2配列となっていますが、シートを前後にずらすことで、全席通路アクセスを実現しています。
フライト
キャビン・シート
座席は7A、Bコンパートメントの最前列の窓側です。
JAL SKY SUITEに搭乗するのは今回で2回目。前回はジャカルタ→成田線での搭乗でした。前回の搭乗では個室感が高い素晴らしいシートだと感じました。
2回目の搭乗となる今回も、やっぱり個室感が高いとうのが第一印象です。
こちらはプライバシーパーティションを上げたときの状態。離着陸時を除き、プライバシーパーティションを上げることが可能。プライバシーパーティションを上げると、窓側のシートはほぼ個室状態。周辺が全く気になりません。
座席指定するなら断然窓側シートがオススメです。
JALビジネスクラスには、JAL SKY SUITEの他にJAL SKY SUITE II、JAL SKY SUITE IIIがあり、それぞれ搭乗したことがあります。
プライベート感が高く一番快適なのは、個人的にはJAL SKY SUITEだと思います。
一方、近年は全席ドア付きのビジネスクラスを投入する航空会社も出始めています。窓側以外は個室にならないJAL SKY SUITEは、そろそろ時代遅れ感が出始めている感じです。
23インチの大型モニターです。ファーストクラス並みの大きさです。
モニターの前はテーブルになっています。普通に座っているとこのテーブルには手が届きません。JAL SKY SUITEはスペースが広いですね。
モニターとパーティションとの隙間からシートに出入りします。Bコンパートメントの最前列のためか、隙間は若干広い感じです。
モニターの下にはオットマンがあります。シートとの距離があるため、シートをリクライニングしないと足が届きませんでした。自分が短足なだけかもしれませんが。。。
オットマンの下は荷物収納スペースになっています。離着陸時を除き、カバンや小型スーツケースを置いておけます。これは便利ですね。いちいち立ち上がってオーバヘッドビンにアクセスする必要がないので。
シートに座った状態だと、細長いサイドテーブにドリンクや小物を置くことができます。サイドテーブルは表面が剥がれてきてます。JAL SKY SUITEが導入されてたのは2013年であり、細かいとろはボロが出始めています。
エンターテイメント用コントローラーはタッチパネル仕様。リクライニングは180度まで倒れるフルフラット仕様です。
その他には、当たり前ですが電源や読書灯も付いています。
アメニティー
座席の上には次のセットが置いてありました。
- アメニティーキット
- スリッパ
- 機内食メニュー
- ノイズキャンセリングヘッドフォン
長距離国際線ビジネスクラスは、有名ブランドのアメニティーキットがあります。JL42 ロンドン→羽田線のアメニティーキットはBeamsです。
外国人にBeamsってウケるのかな。海外ブランドの方が認知度が高くない?
と思いつつ、中身をチェック。
- 歯磨きセット
- 耳栓
- アイマスク
- ポケットティッシュ
- 保湿マスク
- リップクリーム
中身はブランド品ではなく、プレエコや短中距離ビジネスクラスと同等です。違いはリップクリームだけな感じです。
ウェルカムドリンク
離陸前にウェルカムドリンクをいただけます。JALの短中距離ビジネスクラスではウェルカムドリンクはありませんが、長距離線なのでちゃんとウェルカムドリンクが出てきます。
やっぱりウェルカムドリンクを頂けると、ここからのフライトへの期待が高まります。
ヒースローを離陸
JL42の定刻は9:40ロンドンヒースロー発ですが、プッシュバックが開始されたのは15:30。約6時間の遅延です。台風の影響で日本発のフライトが大幅遅延したので、仕方ありません。
滑走路をタキシングしている途中にコンコルド発見。
小雨がぱらつくロンドンを後にします。
機内食
1週間のヨーロッパ滞在だったので、そろそろ和食が恋しくなってくる頃。ロンドン発なので和食にも期待できるかなと思い、機内食は和食をオーダー。
東南アジア発のフライトの和食はハズレばっかり。ロンドン発なら期待できるかも。
先付
- 鴨肉コンフィとマンダリン コールスロー添え
- カリフラワーパンナコッタ
横文字の料理名からは和食感がありませんが、美味しくいただきました。
彩御膳
子芋芥子実揚げ 蟹餡 百草生姜 | 鶏と秋野菜の揚げ煮 | マンゴー膾 いくら醤油漬け |
鰻水玉胡瓜 隠元黒胡麻和え | テンダーステムブロッコリー袱紗揚げ 高野豆腐鶏肉詰め 茄子田楽 帆立の山椒焼き 裏白椎茸揚げ煮 |
さすがロンドン。和食でも美味しく仕上がっています。東南アジア発は微妙の和食とは全然違います。
強肴、ご飯、味噌汁、香の物
- 強肴(鴨の治部煮/銀鱈西京焼き)
- こだわりのご飯
- 味噌汁
- 香の物(塩昆布/セロリ醤油漬け/ラディッシュの甘酢漬け)
JALの和食は肉料理と魚料理がセットで出てきますね。
ご飯は新潟県南魚沼産コシヒカリまたは宮城県産ひとめぼれです。今回提供されたご飯が、コシヒカリとひとめぼれのどちらかはわかりませんでしたが、炊きたてのご飯が提供されます。
甘味
- 黒ごまのミルクレープ
- コーヒー
ロンドン発であれば、和食を選択しも全く問題ありません。とってもおいしく頂けました。
ANY TIME YOU WISH
2回目以降の機内食は、決められた時間での提供ではなく、好きな時間にオーダーします。ANY TIME YOU WISHと記載されており、到着の1時間前までオーダー可能です。
メニューのバリエーションも十分です。
機内食乞食できるぞー!
と、息込んでみたものの、ラウンジでの飲食と、離陸後の機内食を完食しており、全くお腹が空いていません。
でも、欧州線のフライトに搭乗したからにはご当地丼を食べない訳にはいきません。
JALビジネスクラス以上の欧州発東京行きのフライトではご当地丼が提供されます。各便につき10食程度しかストックされておらず、もちろん先着順です。人気があるらしく、オーダーが遅れると品切れになることも。
というわけで、比較的早いタイミングで、ご当地丼をオーダー。
- ロン丼 -鯛利休茶漬け-
暗闇の中で食べているため全体がわかりにくいですが、胡麻だれに漬けた炙り鯛に特製出汁のお茶漬けです。以前のロン丼は海鮮丼だったそうですが、2019年9月1日からメニューがリニューアルされ、鯛利休茶漬けになりました。
写真だと分かりにくいので、JALホームページの写真も載せておきます。
機内の様子
ラバトリーには、歯ブラシやモンダミンがセットされています。
JALはエコノミークラスでも歯ブラシセットがラバトリーに置いてあります。ただし、数が少ないので、機内食後に急いでゲットしないと直ぐに無くなってしまいます。ビジネスクラスだと、アメニティーキットに歯ブラシセットが付いてくるので、直ぐ無くなることは無さそうです。
あとは、ビジネスクラスだとモンダミンが置いてありますね。
トイレのついでにギャレーをのぞいて観ると、スナックコーナーがありました。
JALはエコノミーやプレエコでも、セルフサービスコーナー「SKY OASIS」があり、好きなときにスナックを頂くことが可能。ビジネスクラスなので、もちろんスナック類も置いてありました。
ラストオーダー
着陸の1.5時間前になると、CAさんはラストオーダーを取り始めます。朝から食べてばかり、全然動いていないので、全くお腹が空いていません。
軽めにアイスクリームをオーダーしました。
JL42の羽田到着は5:25ですが、約6時間の遅延のため日本上空はお昼時。9月上旬のロンドンは丁度良い気温でしたが、東京は残暑が厳しそうです。
まとめ
JAL SKY SUITEの窓側は、離陸してしまえば個室状態になりとっても快適です。プライベート感を重視したい場合は、窓側がオススメです。
全席ドア付きのビジネスクラスも増えてきているので、そろそろアップデートが必要なタイミングではないかなと、個人的には感じました。細かい部分を見ると、結構ボロが出始めてますし。
ジャカルタ発券プレエコで、マイルを使ってアップグレードしているため、実質6.3万円でロンドン→羽田ビジネスクラスに搭乗しています。お腹が空いておらず機内食を満喫しきれなかったのは残念ですが、元は取れたと思えるフライトでした。
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