ANA国内線ボーナスプレミアムポイントキャンペーンの基本情報
- 対象搭乗期間:2022年4月25日~7月31日まで
- 対象路線:ANAおよびANAグループ運航の国内線全路線
- ボーナス内容:国内線1搭乗につき1,000プレミアムポイントを積算
- 対象運賃:マイル積算率75%以上の国内線運賃
- 対象者:すべてのANAマイレージクラブ会員
- キャンペーン登録:不要
ANAの公式サイトはこちら。
公式 https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/cpn/bonus-point/
マイル積算率75%以上が対象です。
積算率75%には、ANA VALUEやANA SUPER VALUEが含まれます。多くの方が購入すると思われる運賃なので、航空券購入のハードルは低いと思います。
積算率の詳細は、ANAの公式サイトに記載されています。
公式 https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/reference/tameru/flightmile/dom/
羽田ベースでSFC修行に使えるか検証
プレミアムポイントのキャンペーンが出ると、真っ先に思いつくのはSFC修行!
1月〜 12月でプラチナステータスの条件である50,000PPを獲得すると、SFCへの入会資格を得られます。詳しくは割愛しますが、SFCに入会すれば、クレジットカードの年会費を払うだけで、プラチナ相当のサービスを受けられます。
私が東京在住のため、羽田ベースでのSFC修行について考えてみます。
ANAの運賃設定はこちらから確認できます。
公式 https://www.ana.co.jp/ja/jp/book-plan/fare/domestic/applicablefare/
修行の王道 羽田=那覇 往復
国内のマイル修行の王道と言えば羽田=那覇!
飛行距離が国内線最長クラスなので、一発で獲得できるプレミアムポイントが多いです。
時間帯と運賃によっては9,000円台で発券できるので、PP単価を抑えることが可能です。
便数が多いのもいいですね。
羽田-那覇(片道)で獲得できるPPは以下の通り。
通常時PP | キャンペーン適用時PP | |
---|---|---|
運賃種別 | スーパーバリュー28 | スーパーバリュー28 |
参考運賃 | 9,710円 | 9,710円 |
PP | 1,476PP | 2,476PP |
PP単価 | 6.6円/PP | 3.9円/PP |
通常時PP | キャンペーン適用時PP | |
---|---|---|
運賃種別 | スーパーバリュープレミアム28 | スーパーバリュープレミアム28 |
参考運賃 | 39,110円 | 39,110円 |
PP | 2,860PP | 3,860PP |
PP単価 | 13.7円/PP | 10.1円/PP |
SFC修行ではPP単価で10円が1つの目安。10円を下回ってくると、比較的お得なフライトと言えます。
羽田-那覇の普通席で、脅威のPP単価3.9円!これは、メチャクチャお得なフライトです。
ただし、注意点もあります。
最安値のフライトを狙うなら普通席の9,710円になりますが、羽田を拠点とした場合、往復で最安値のフライトを狙うのは無理。羽田発の最安値は夕方に設定されるケースが多いですが、那覇発の最安値は午前中に設定されるケースが多いためです。
那覇で1泊するなら往復で最安値のフライトを予約できますが、その分、SFC修行コストがかかってしまいます。
日帰りで羽田-那覇の修行をするなら、現実的にはこの辺りではないでしょうか。
羽田→那覇 | 那覇→羽田 |
---|---|
日帰り那覇修行の運賃合計とPP単価
- 運賃合計:22,420円
- PP合計:4,952PP
- PP単価:4.5円/PP
週末の羽田=沖縄線は運賃が高くなります。コスト優先なら平日修行する必要があります。
テレワークできる仕事でしたら、会議さえ入らなければ、機内やラウンジで仕事できるので、無理なプランではないかなと思います。
16:00までカードラウンジのパワーラウンジでテレワークして、17:00以降は機内でPC作業かな。機内Wifi使えば、メールとチャットならできますし。
このプランの場合、那覇滞在時間は1.5時間しかなく、空港の外に出るの厳しいです。
私の経験上、最初の3回くらいまでなら空港内でも楽しめると思いますが、その後は苦行でしかないと思います。
途中でプレミアムクラスを挟んだり、他の路線を挟むなどした方が良いと思います。
短距離フライトのピストン修行
ANA国内線ボーナスプレミアムポイントキャンペーンの良い点は、短距離フライトでもSFC修行に使えること。
通常時のSFC修行では、PPを多く獲得できる長距離フライトの利用が一般的。
短距離フライトだと獲得できるPPは少なく、かと言って、PPに比例して運賃が激安になることはないので、効率や費用の観点でSFC修行向きではありません。
ANA国内線ボーナスプレミアムポイントキャンペーンを利用すれば、短距離フライトでも1,000PPが加算されるので、修行効率が大幅に改善されます。
短距離フライトで修行向きとなると、以下の路線が候補。
- 羽田=伊丹
- 福岡=宮崎
- 沖縄離島(那覇=石垣、那覇=宮古)
羽田=伊丹 ピストン修行
私が考える羽田=伊丹線のメリットは以下の通り。
- 便数多い
- 1日に複数往復可能(頑張って3往復)
- 土日祝日の運賃が安い(ビジネス路線なので平日は高い)
- フライト前日でも、1万円台前半で発券可能
羽田発着の短距離フライトには、東北、北陸、中部もありますが、便数が少なく運賃が高め。羽田=伊丹は大動脈的な路線なので、便数が多く、運賃も安いです。
フライト前日に発券しても、12,000円台~13,000円台のフライトもあるので、急なSFC修行にも対応可能です。
羽田=伊丹はビジネス路線なので、平日の方が利用者が多く、運賃が高め。土日祝日の方が安いので、休日のSFC修行に向いています。
通常時PP | キャンペーン適用時PP | |
---|---|---|
運賃種別 | スーパーバリュー28 | スーパーバリュー28 |
参考運賃 | 8,210円 | 8,210円 |
PP | 420PP | 1,420PP |
PP単価 | 19.5円/PP | 5.8円/PP |
通常時PP | キャンペーン適用時PP | |
---|---|---|
運賃種別 | バリュー1 | バリュー1 |
参考運賃 | 12,010円 | 12,010円 |
PP | 820PP | 1,820PP |
PP単価 | 14.6円/PP | 6.6円/PP |
コストを優先するなら、8,000円台のスーパーバリューになります。ただし、早朝の1便だけなど、便数は限定的です。
羽田=伊丹の便数を活かすなら、なんといってもピストン修行でしょう。頑張れば1日で3往復できます。
1往復目 | 2往復目 | 3往復目 |
---|---|---|
羽田=伊丹ピストン修行の運賃合計とPP単価
- 運賃合計:75,560円
- 往復回数:3回
- PP合計:10,920PP
- PP単価:6.9円/PP
PP単価は6.9円/PP。
前述の羽田=那覇の4.5円/PPには及びませんが、まずまずのPP単価だと思います。終日を修行に費やす必要がありますが、1日で10,920PPと大量獲得できるのは良いですね。
福岡=宮崎 ピストン修行
福岡=宮崎線は、JALの回数修行でお馴染みの路線です。
ANAのSFC修行では、搭乗ポイントを積算するPP修行だけで、回数修行はありません。そのため、SFC修行では福岡=宮崎はマイナーな路線。
しかし、ANA国内線ボーナスプレミアムポイントキャンペーンで、1区間で1,000PP積算されるとなると話は別。運賃が安く、便数が多い路線は修行には最高です。
通常時PP | キャンペーン適用時PP | |
---|---|---|
運賃種別 | スーパーバリュー55 | スーパーバリュー55 |
参考運賃 | 5,610円 | 5,610円 |
PP | 196PP | 1,196PP |
PP単価 | 28.6円/PP | 4.7円/PP |
回数修行の聖地ですが、デメリットもあります。
- 羽田=福岡、羽田=宮崎のフライトは、早期に購入しないと高額になる。
- 福岡=宮崎 1往復で貯まるPPが少ない。
- 3往復以上は、現地に宿泊する必要がある。
福岡や宮崎までのフライトは、早く購入しないと高額になります。入念な計画が必要です。また、福岡=宮崎はフライト時間が短くてピストン修行をしやすいですが、肝心のPPが稼げません。
沖縄離島 ピストン修行
沖縄の離島路線である那覇=石垣と那覇=宮古も、短距離フライトで便数が多い路線です。
通常時PP | キャンペーン適用時PP | |
---|---|---|
運賃種別 | バリュー3 | バリュー3 |
参考運賃 | 10,240円 | 10,240円 |
PP | 770PP | 1,770PP |
PP単価 | 13.3円/PP | 5.8円/PP |
通常時PP | キャンペーン適用時PP | |
---|---|---|
運賃種別 | バリュー3 | バリュー3 |
参考運賃 | 9,840円 | 9,840円 |
PP | 665PP | 1,665PP |
PP単価 | 14.8円/PP | 5.9円/PP |
PP単価は5円台後半なので、SFC修行に使える路線だと思います。
注意としては、修行を開始するために、まず那覇に行く必要あり。先ほどご紹介した通り、羽田=那覇の最安値は午後の便です。となると、那覇に到着してもすぐに修行はできず、翌日まで待つ必要があります。
観光とセットならアリだと思いますが、単純な修行として使うには、効率が悪い印象です。
バリュートランジット28が最強
ANA国内線ボーナスプレミアムポイントキャンペーンを最大限に活用するなら、バリュートランジット28が良さそうです。
大阪発着の場合は、PP単価は3円台を実現できます。
ただし、羽田発着の場合は、PP単価は悪くなります。
主に、関西在住の方向けかと思います。もしくは、大阪に宿泊す流などの対応が必要です。
- 大阪発 →(羽田経由)→ 北陸着
- 羽田発 →(大阪経由)→ 四国着
バリュートランジットを利用して、羽田発着で日帰り修行をするなら、次のようなプランでしょうか。
羽田→関西 | 関西→小松 | 小松→羽田 |
---|---|---|
羽田-関西-小松-羽田の運賃合計とPP単価
- 運賃合計:28,860円
- PP合計:5,872PP
- PP単価:4.9円/PP
SFC修行計画
ここまでで紹介した路線や、その他の路線を使って、SFC修行計画を考えてみました。
日付 | 便名 | 区間 | クラス | 運賃種別 | PP | 運賃[円] | PP単価 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
6.13 | NH3841 | 羽田-福岡 | 普通席 | スーパーバリュー21 | 1,850 | 9,480 | 5.1 |
NH4667 | 福岡-宮崎 | 普通席 | スーパーバリュー21 | 1,196 | 7,910 | 6.6 | |
NH4670 | 宮崎-福岡 | 普通席 | スーパーバリュー21 | 1,196 | 7,910 | 6.6 | |
NH3841 | 福岡-羽田 | 普通席 | スーパーバリュー21 | 1,850 | 13,480 | 7.3 | |
6.20 | NH477 | 羽田-那覇 | 普通席 | スーパーバリュー28 | 2,476 | 9,710 | 3.9 |
NH1098 | 那覇-羽田 | 普通席 | スーパーバリュー28 | 2,476 | 12,710 | 5.1 | |
6.21 | NH477 | 羽田-那覇 | 普通席 | スーパーバリュー28 | 2,476 | 9,710 | 3.9 |
NH1098 | 那覇-羽田 | 普通席 | スーパーバリュー28 | 2,476 | 12,710 | 5.1 | |
6.22 | NH477 | 羽田-那覇 | 普通席 | スーパーバリュー28 | 2,476 | 9,710 | 3.9 |
NH1098 | 那覇-羽田 | 普通席 | スーパーバリュー28 | 2,476 | 12,710 | 5.1 | |
6.23 | NH477 | 羽田-那覇 | 普通席 | スーパーバリュー28 | 2,476 | 9,710 | 3.9 |
NH1098 | 那覇-羽田 | 普通席 | スーパーバリュー28 | 1,316 | 12,710 | 5.1 | |
6.24 | NH751 | 羽田-小松 | 普通席 | スーパーバリュー28 | 6,304 | 8,370 | 6.4 |
NH754 | 小松-羽田 | 普通席 | バリュートランジット28 | 1,516 | 12,880 | 4.1 | |
NH991 | 羽田-関西 | 普通席 | バリュートランジット28 | 1,620 | |||
NH992 | 関西-羽田 | 普通席 | スーパーバリュー28 | 1,420 | 8,810 | 6.2 | |
6.25 | NH13 | 羽田-伊丹 | 普通席 | バリュー1 | 1,820 | 12,010 | 6.6 |
NH18 | 伊丹-羽田 | 普通席 | バリュー1 | 1,820 | 13,510 | 7.4 | |
NH21 | 羽田-伊丹 | 普通席 | バリュー1 | 1,820 | 12,010 | 6.6 | |
NH21 | 伊丹-羽田 | 普通席 | バリュー1 | 1,820 | 12,010 | 6.6 | |
6.26 | NH13 | 羽田-伊丹 | 普通席 | バリュー1 | 1,820 | 12,010 | 6.6 |
NH18 | 伊丹-羽田 | 普通席 | バリュー1 | 1,820 | 13,510 | 7.4 | |
NH21 | 羽田-伊丹 | 普通席 | バリュー1 | 1,820 | 12,010 | 6.6 | |
NH21 | 伊丹-羽田 | 普通席 | バリュー1 | 1,820 | 12,010 | 6.6 | |
7.2 | NH25 | 羽田-伊丹 | 普通席 | バリュートランジット28 | 1,620 | 18,750 | 6.1 |
NH1643 | 伊丹-松山 | 普通席 | バリュートランジット28 | 1,438 | |||
NH1648 | 松山-伊丹 | 普通席 | バリュートランジット28 | 1,438 | 19,050 | 6.2 | |
NH40 | 伊丹-羽田 | 普通席 | バリュートランジット28 | 1,620 |
- 修行回数:9回
- フライト合計:28フライト
- 運賃合計:295,400円
- PP合計:52,448PP
- PP単価:5.6
実際にANA予約サイトから確認したフライトや運賃なので、実現可能な計画になっています。
修行するならプラチナ向け
修行効率を優先すると、同じ路線を何往復もすることになるので、早々に飽きてきてします。頑張っても10回の修行でプラチナを目指すのが限度ではないでしょうか。
もしくは、PP単価は悪くなりますが、プレミアムクラスを使うとか、本当に旅行で行きたいところに行くとか。
私自身は、JGC修行になりますが、羽田-那覇を普通席やクラスJでひたすら往復したことがありますが、3回目くらいからは苦行でした。
PP単価優先でダイヤモンド修行するのは、かなりの苦行であり、文字通り「修行」になると思います。
個人的には、修行で使うなら、これからプラチナやSFCを取得したい人向けだと思います。
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