念願だったボーイング エバレット工場見学に参加してきました。
ボーイングのエバレット工場は、世界最大の容積を誇る工場で、ギネスブックにも登録されています。工場内部では、B747、B767、B777、B787といった、ボーイングの機種を製造しています。
工場内部は圧巻です。大型機であるB777やB747が何機もすっぽり収まってしまいます。飛行機ファンではなくても、十分に楽しめると思いました。
エバレット工場(Future of Flight)見学ツアー
ツアー開始前
エバレット工場見学が行われるはFuture of Flightの入口です。
中に入ると、各国の国旗が飾られています。おそらく、ボーイングの機体を導入している国々なんだと思います。
見学ツアーの入口です。見学ツアーへの持ち物は制限されており、以下の物は一切持ち込めません。入口付近にある無料ロッカーに預ける必要があります。
- 財布
- バックパック等の手荷物
- カメラ、ビデオ
- 双眼鏡
- ナイフ、火器
そのため、ここから先の写真はありません。一部写真を掲載していますが、全てツアー終了後に撮影したものです。
集合〜ボーイング紹介映像
見学ツアー開始の15分前に、入口に集まる必要があります。
私は事前にネットで10:00スタートの回に申し込んでいました。予約票を印刷していたため、荷物さえロッカーに預ければ、そのまま集合場所に行って良いとのことでした。
1回の見学者は100人くらいで、並んだ順番に赤いカードまたは青いカードを手渡されました。カードの色によってグループ分けされて、この後の見学ツアーを回ります。
最初に再度注意事項の説明がありました。
特に、スマホやカメラの持ち込みが禁止であることを強調していました。絶対に持ち込むことはやめましょう。
あとは、ツアーは1.5時間ありますが、この先はトイレが無いため事前に済ませておくようにとのこと。また、階段の上下と、けっこう歩くので、補助が必要な方は申し出てくださいとのことでした。
最初に5分程度のビデオを見ました。ボーイングの歴史と、将来の飛行機や宇宙事業への展望といった内容の、よくありがちなPRビデオでした。
バスで工場へ移動
ビデオが終わると、このバスに乗り込んで工場へ向かいます。ここからは2グループ分かれて、ガイドさんと工場を回ります。
移動中もガイドさんは色々説明してくれました。
灰色の期待は軍用機との解説アリ。見れば分かると思いますが・・・
塗装前のB767が2機置かれている横を通って工場へ向かいます。こちらも軍用のKC767ですかね。情弱なので間違っていたらすみません。
このように、工場へ向かう途中も、屋外に置かれている組み立て中の期待を多く見ることができます。移動中も目が離せません。
バスを降りた場所は、従業員用の駐車場の一角でした。しかもそこには、B747-8用のエンジンが3発置かれていました。こんなラフな感じで良いのか。
B767とB747の組み立てライン
最初に向かったのは、B767とB747の組み立てラインです。
階段を下りて、地下通路を2分くらいあるきました。この地下通路、先が全く見えないほど長い通路でした。
目的の場所に到着すると、貨物用エレベーターで確か4Fに上がります。エレベータを降りると、見学用スペースになっていて、工場内部を見渡せるようになっていました。
工場内部はかなり広いです。その広さは、容積が世界最大の工場としてギネスブックにも認定される程です。
個人的には、工場というと装置が常に稼働していて雑音が凄かったり、油臭く、流れ作業で次々を製品を製造しているイメージがあります。(個人の勝手な想像です)
しかし、エバレット工場は全く違いました。思っていたよりも人が少なく、飛行機周辺には、数名しか人がいませんでした。大きい飛行機の組み立てとなると、時間はゆったり流れている印象でした。
B787とB777の組立ライン
次はB787とB777の組立ラインに行きます。
ここでも地下通路を歩き、貨物用エレベータで見学用スペースに上がりました。
B787は3機が製造中でした。エアラインのマークが記載されている機体もありましたが、距離が遠くてはっきりとはわかりませんでした。(たぶん中国のエアライン)
B777はFedExが1機と、飛行機の形に組み立てる前のパーツの状態で、2~3機分くらいは置いてありました。
組立ラインの側には、社員用のPC作業デスクやミーティングスペースもありました。工場は4階か5階建てになっていて、オフィスやカフェテリアも入っていました。面白いですね。
最後はお土産
見学ツアーの最後には、お決まりのお土産コーナーがあります。
注意事項に従い財布をロッカーに預けているため、ロッカーから財布を出さないと買い物できないトラップがあります。
壁にはモデルプレーンが大量に飾られていました。自宅の壁もこんな感じにしたいですね。
中にはシャトル輸送機など、旅客機以外のモデルプレーンも展示されていました。残念ながら販売はしていませんでしたが。
余談ですが、2機あったシャトル輸送機の1機は、元JALのB747-100SRを改造した機体です。
Future of Flightの展示スペースなど
見学ツアー入口のあたりには、古いボーイングのモデルが飾られていました。
Future of Flightの建物の内部には、展示エリアもあります。
残念ながら私が訪れた日は、何かの撮影をしており展示エリアには入れませんでした。展示エリアの入口は、こんな感じでブロックされていました。
観光客の方々は、このシートを背景して記念撮影してました。
ボーイングの創設者であるビル・ボーイングのパネル。
エバレット工場への行き方
エバレット工場までは、路線バスを利用した。現地ツアーを利用することも考えましたが、じっくりお土産を見たり、ペインフィールドで飛行機撮影をするとなると、現地ツアーでは時間が足りないと考えたからです。
エバレット工場へ路線バスで行く方法は、こちらでまとめています。
まとめ
工場内の写真が無いため、広さが伝わらないのが残念ですが、本当に工場内は広いです。B747やB777などの大型機が何機も収まってしまう光景は圧巻でした。
また、塗装前の飛行機や、組み立て前の状態など、工場でしか見れない飛行機の姿を見れるため、貴重な経験をできました。
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