ボーイングのエバレット工場は、世界最大の容積を誇る工場で、ギネスブックにも登録されています。工場内部では、B747、B767、B777、B787といった、ボーイングの機種を製造しています。
エバレット工場では、一般向けに工場内の見学ツアーを開催しています。大型機であるB777やB747が何機もすっぽり収まる工場内部は圧巻です。
エバレット工場はシアトル郊外に位置しており、エバレット工場見学に参加するには、アクセスが不便です。
一番簡単にエバレット工場へ行く方法は、現地ツアーに参加する方法です。しかし、現地ツアーの場合、滞在時間がエバレット工場見学(1.5時間)+お土産タイムの、せいぜい2時間程度しかありません。
個人的には、じっくりとお土産や展示スペースを見たり、展望デッキで飛行機撮影をするとなると、全然時間が足りません。何としても自力でエバレット工場へ行く必要がありました。
レンタカーも考えましたが、ペーパーゴールド免許の身としては、海外での運転は避けたい。タクシーやUberもありますが、旅行した感じがしないので利用したくない。
と言う訳で、路線バスでエバレット工場へ行ってきましたので、参考までに路線バスでの行き方をまとめておきます。
【結論】Googleマップとorcaがあれば、誰でも路線バスで行ける
先に結論を書くと、Googleマップとorcaがあれば、路線バスでエバレット工場(Future of Flight)に行くのは簡単です。
Googleマップで出発地と目的地を入力すれば、電車や路線バスを利用した経路を検索してくれます。
さすがGoogle様、素晴らしいです。
あとは検索結果に従って、電車や路線バスに乗ればOK。路線バスには、ルート番号と行き先が表示されているため、乗り間違えることは無いでしょう。
降りる時は、Googleマップで現在地を確認しておけば、降り間違えることも無いでしょう。
あとはorcaも必須アイテム。orcaはSUICAやPASMOと同じ、チャージ型のICカードで、シアトル全域の電車や路線バスで使えます。事前にチャージしておけば、運賃支払いで手惑うことはありません。
実際にシアトルの路線バスに乗ってみて、日本のカオスな路線バスよりも遥かにハードルが低く感じました。
実際に路線バスを利用したときのルート
結論は書いてしまいましたが、実体験をもとにもう少し書いてみます。
私は、Holiday Inn Express & Suites Seattle-Sea-Tac Airportに宿泊していました。Link Light Railの終点、Angel Lake駅が最寄り駅なので、ここからのルートをまとめます。
ルートと所要時間のまとめ
移動手段 | 行程表 |
---|---|
Link Light Rail | [06:45] Angel Lake Station 乗車 [07:18] International District/Chinatown Station 下車 |
徒歩 | バス停まで移動(2分) |
路線バス(512番 Everett行) | [07:23] 4th Ave S & S Jackson St 乗車 [08:00] Lynnwood Transit Center 下車 |
路線バス(113番 Mukilteo行) | [08:30] Lynnwood Transit Center 乗車 [09:15] Hwy 525 & 84th St SW 下車 |
徒歩 | [09:15] Hwy 525 & 84th St SW 出発 [09:30] エバレット工場(Future of Flight) 到着 |
帰りは行きの逆のルートを辿ればOKです。
シアトルのダウンタウン周辺からLynnwood Transit Centerまでの行き方は、出発地点により異なります。
Lynnwood Transit CenterからFuture of Flightへのルートは一通りしかありません。113番Mukilteo行きの路線バスに乗る必要があります。
4th Ave S & S Jackson Stから512番 Everett行に乗車
私の場合ですが、Link Light RailでInternational District/Chinatown駅に到着したら、512番の路線バスに乗り換えました。
512番でLynnwood Transit Centerを目指します。
Lynnwood Transit Centerで113番に乗り換える
こちらは、Lynnwood Transit Centerです。バスターミナルですね。ここで113番 Mukilteo行きの路線バスに乗り換えます。
113番 Mukilteo行きはB3です。
乗り場の案内があるため、乗り換えで迷うことは無いでしょう。むしろ、東京の路線バスよりもスッキリしていて、わかりやすいです。
最寄りのバス停からエバレット工場までの道のり
113番の路線バスの、Hwy 525 & 84th St SWで下車します。
路線バスを降りたら、右手の通り過ぎた交差点に向かいます。交差点を左折して坂を上ります。あとは真っ直ぐ15分程度歩けば、エバレット工場に到着です。
上り坂の頂上から見た景色です。写真からは伝わらないのが残念ですが、きつめの上り坂です。
上り坂の頂上から5分程度あるくと、エバレット工場の交差点に差し掛かります。ここまでくれば、あとは2分程度でエバレット工場の入口に辿り着けます。
エバレット工場からの帰り
帰りは、行きの逆の行程を辿ればOKです。そのまま別の観光地に行きたい場合でも、GoogleMapで検索すれば大丈夫です。
かかった費用
路線バスでエバレット工場に行くときにかかった費用はこちら。
- 路線バス:往復5.50ドル(片道2.75ドル)
- エバレット工場見学ツアー:25.0ドル
某現地ツアーの料金を見ると、全て込みで130ドルでした。路線バスの方が約100ドルも安いですね。
飛行機好きなら、個人で行く方法をオススメする
私の場合、お土産コーナーを見るだけでも40分かかりました。さらに、Future of Flightの展望デッキで、2時間ほどペインフィールドの飛行機を撮影してました。
想定通りですが、飛行機好きにとっては現地ツアーだと時間が足りません。今回ご紹介した路線バスやレンタカーなど、個人で行くことをオススメします。
エバレット工場見学の様子は、こちらでまとめています。
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