easyJetは(イージージェット)はイギリスのルートンに本社をおくLCCです。徹底したサービス効率化による低価格な運賃や、ライバル会社の買収により、ヨーロッパ有数のLCCに成長しました。
今回はフランス トゥールーズ→パリ シャルル・ド・ゴールのフライトでeasyJetを利用したので、どんな感じだったかまとめてみます。
フライト情報
搭乗年月 | 2019年9月 |
航空会社 | easyJet |
フライト | U2 3960 トゥールーズ(TLS) → パリ シャルル・ド・ゴール(CDG) |
機材 | A319 OE-LQD |
クラス | エコノミークラス |
座席 | 21A |
発券からフライトまで
座席指定や預け荷物は有料
easyJetはLCCなので、座席指定は預け荷物などは、運賃種別やメンバーシッププログラムなどにもよりますが、安い運賃だと有料です。
こちらは座席指定画面。私が予約したタイミングでは、最前列が一番高くて27.99ユーロ、2〜6列目が25.99ユーロ、非常口席が24.99ユーロでした。これらのシートを事前指定すると、機内持込荷物が2個までOKになります。
あとは前方の7〜11列目が8.49ユーロ、非常口より後方は5.99ユーロでした。
少しでもコストを抑えるために、座席指定はしませんでした。座席指定をしないと、フライトの24時間前からWebで無料で座席指定できます。
24時間前に速攻で座席指定する作戦で行くぞ!
次は預け荷物。大型スーツケースを持っていくので、ここは料金を払わざるを得ません。
一番安い料金だと15kgまで預けることができます。15kgだと超えるか超えないかとっても微妙なライン。もし15kgを超えるとチェックインカウンターで追加料金を支払う必要が出てきます。
ここは無難に23kgとしました。
ちなみに、Hold bagは預け荷物、Cabin bagが機内持込荷物です。
運賃(38.27ユーロ)と預け荷物(27.29ユーロ)で、合計65.56ユーロとなりました。
オンラインチェックイン
フライトの24時間前からWebでオンラインチェックインができます。このタイミングで、後方座席であれば無料で座席指定できるようになります。
スクリーンショットを撮り忘れましたが、未指定の座席は多く、窓側席を指定できました。
easyJetのモバイルアプリをインストールしておくと、モバイル搭乗券を利用できます。
ホテルから空港へ徒歩で移動
宿泊していたホテルはHampton By Hilton Toulouse Airport、トゥールーズ国際空港から約800mの場所にあるお手頃価格のホテルです。
フライトは6:17発のeasyJetのパリ行き。普段乗り慣れないLCC、しかも海外のLCCなので、時間に余裕を持って空港に行くことに。
3:30に起床して、ホテルをチェックアウトしたのが4:20。チェックアウトの時に空港までのシャトルバスがあるか聞きましたが、シャトルバスは7:00からとのこと。タクシーを呼ぶか聞かれましたが、勿体無いので歩いて行くことにしました。
急ぎ足で歩くこと約10分、4:30過ぎには空港に到着。
チェックイン
オンラインチェックインはしましたが、預け荷物があるためチェックインカウンター行きます。チェックインカウンターは5:00からオープンだったので、少し待つことになりました。
預け荷物が無く、モバイル搭乗券を持っていれば、そのまま保安検査場にいけます。
ダッシュでボーディング
搭乗開始時刻が5:40なので、5:38までラウンジでまったり朝食を食べてゲートに向かうことに。LCCに乗るときは、プライオリティパスがとっても役立ちます。
ゲート番号をチェックするために搭乗券を見ると、ゲートクローズの時刻が5:40じゃん!
ここからは全力でダッシュで9番ゲートまで向かいます。
9番ゲートって、ラウンジから遠いいじゃん。マジで最悪。
9番ゲートに着くと誰もいない。
マ、マジで置いていかれた・・・
本当に置いていかれたかと思い、1分位呆然とした。でも、冷静に考えると、誰もいないのはおかしい。掲示板を見ると、35番ゲートに変更になってました。
はい、全力ダッシュでさっき来た通路を戻ることに。
35番ゲートって、ラウンジの斜めに前じゃん。
35番ゲートに到着すると、ボーディングの真っ最中。乗客も結構並んでいて、余裕で間に合いました。
搭乗ゲートを搭乗開始時刻はちゃんと調べないとダメね。
easyJet搭乗記
離陸する気配無し
滑走路の手間で一旦停止。その後、20分くらい全く離陸する気配がありません。どうした?
フランス語のアナウンスのあと、乗客がため息を発したり、シートベルトを外す音が・・・
英語アナウンスが無いまま、ゲートに戻りました。
この後、理由が分からないまま、そして飛ぶかどうかも不明な状態で、機内で待たされます。こういう状態が一番不安でイライラさせられますね。
飛ばないなら、TGVを使うなど代替手段を考えるから、マジで早く教えて欲しい。まぁ、機内待機させられてるぐらいだから、いつか飛ぶんだろうけど。
7:20にCAさんが水を配り始めました。これは長引きそうな予感。CAさんに飛ばない理由を聞いたら、「システム障害で、今、リセットしている。」とのこと。
07:40にアナウンスあり。でもフランス語だけで何言ってるか分からない。周りの様子を見ると、怒りというよりは、安堵した感じだったので、飛ぶんだろうと察しました。斜め前の人もフランス人では無いみたいでCAさんに確認。「コンピュータのリブートが成功して、20分後に離陸する。」と言ってました。
これでパリに辿りつけるぞ!
こういう緊急時に思うのは、やっぱり情報は大事。情報の有る無しで、心理的に全く違います。
8:00にエンジン始動。と思ったら10分後のドアが開いて、フランス語のアナウンス有り。数名の乗客が荷物を持って出て行った。
状況がよくわからないまま待っていると、ついに「Cabin crew, doors for departure !」その後プッシュバック開始して、無事離陸!
飛行機に乗り込んだときは、まだ日が昇ってませんでしたが、離陸する頃にはバッチリ明るくなってました。なにはともあれ、これでパリにたどり着けるぞ!
easyJetのシート
上から見ると、シートピッチの狭さがわかります。
シートポケットはネット状の簡易なタイプ。機内サービスのメニューや安全のしおりなど入っており、足元のスペースを圧迫しています。
身長170cmの私は、ちょうど膝がシートポケットに触れるくらいです。フライトは1.5時間なので、個人的には問題ありません。
easyJet Plusというメンバーシッププログラムもあるみたいです。入会すると、座席指定、専用のバッゲージドロップ、保安検査のファーストトラック、優先搭乗、機内持込荷物の追加などのメリットがあります。もちろん有料で年会費は239ユーロですね。
easyJetの機内サービス
安定飛行に入ると、CAさんが動き出します。
通常は全てが有料のeasyJetですが、本日は遅延のため、ドリンクとスナックの無料サービスがありました。
この日の搭乗率は、感覚的に80%くらい。後方座席には空席も目立ちました。
約2.5時間遅れでCDG到着
9:40にCDG着陸、約2.5時間の遅延です。機材トラブルによる遅延だったので、遅れたことによる怒りよりも、無事到着した喜びの方が大きかったです。
沖留めのスポットにはエールフランスやeasyJetが多く止まっていました。
自分の乗ってきたeasyJet機も、もちろん沖留めです。
まとめ
2.5時間の遅延でこの後の予定が完全い狂いましたが、機材トラブルに遭遇するかどうかは運なので、仕方ありません。
事前にネットで調べてみると、手荷物の制限は厳格であり、搭乗前にも重量や荷物の数のチェックをされるような情報もありましたが、今回のフライトではそのようなことはありませんでした。空港によって差があるのかもしれません。
機内はまさにLCCで、シートは狭く感じました。ですが、ヨーロッパ圏内の短距離フライトであれば、全く問題無いと思います。
航空券も安いので、ヨーロッパ圏内の移動では、かなり使えるLCCだと思います。
完全に予定が狂いましたが、ここからル・ブルジェ航空宇宙博物館に向かいます。
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